投稿者 undecuplet | 2010/01/20

ガリアーノ(Galliano)のバッハ(Bach)を聴く

リシャール・ガリアーノさんの新作(2月10日発売予定)を聴く機会があった。
今度はバッハだ。
そして、いよいよというべきか、ドイツ・グラモフォンからの発売である。

ガリアーノさんは世界でもっともチャーミングなアコーディオン奏者である。いや、もっと広義にミュージシャンというべきか、アーティストというべきなのだろうか。

かつて日本でアコーディオンといえば、「横森さんの楽器」というイメージであったが、最近は多くの日本人プレイヤーの活躍もあり、「演奏楽器」とし ての定位置が与えられはじめた感じもする。しかし、いわゆるCMでよく耳にする日本人のアコーディオン奏者の演奏と彼のそれとは全く異次元なものである。
ガリアーノさんは別格な、いわば比較対象のない、絶対的存在なのだ。そして今回はまさにそのすべてを象徴するようなアルバムである。

ブルーノート東京でのライブも数多くこなしているので、ジャズ・プレイヤーとしての彼の方が知名度が高いかもしれない。しかし世界一般では、クラ シックのアーティストのイメージの方が強いのではないだろうか。アコースティックライブは、日本では3年ほど前の紀尾井ホールでの公演くらいしか記憶にな いが、ヨーロッパではクラシカルなホールでのコンサートが数多く開催されているときく。

そして、だからなのだが、いよいよグラモフォンからの発売なのだ。
わくわくして聴く。
そして・・それは素晴らしく感動的な時間だった。極上の空気感、そして繊細なタッチ、すみずみまで行き届いた構造感。
それでいて彼のもつ特有のグルーヴ感があふれている。
バッハでありながら、ガリアーノそのものなのだ。
でもそれでいてジャズではない。というか、ジャズかクラシックかの定義そのものが、音楽の前には無意味だったということを教えてくれる。

今日は特別な日。そしてまた神様から素敵なプレゼントをもらった素晴らしい一日になった。

JOHANN SEBASTIAN BACH ...on accordion

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