投稿者 undecuplet | 2010/01/28

キンドル(kindle)とウンベルト・エコ(UmbertoEco)の図書館

街場は、新しいアップル(apple)のタブレット(ipad)の話題で持ちきりです。キンドル(kindle)のような、新しいサービスの登場に、どのようなシームレスな感覚があるのか、とても楽しみです。

そもそもアマゾン(amazon)の登場によって、図書流通の仕組みは大きくかわりました。一度使うとその便利さに使い続ける人も多いでしょう。実は職場の向かいにかなり大きな本屋さんがあるのですが、会社のスタッフのメイルボックスには、毎日多くのアマゾンの箱が届いているのがわかります。僕自身もそうですが、必要な本を探すのに、ちょっとおしゃれに特徴的な棚をつくっている近場の本屋さんより、遠くのアマゾンの方がはるかに利便性が高く、時間の短縮になるのです。

そして、キンドルのような電子書籍の登場。アマゾンのキンドルストア(kindle store)の仕組みとあいまって、これは究極の書店。あの見易い画面とあいまって電子書籍への方向はもはやとめようはないところにきていることを日々感じます。

今日は、名盤はちょっと一休み、本の紹介です。
ちょっと前に、Project Gutenberg の案内をしましたが、世界中では、さまざまな図書館がつくられています。その図書館の本、カンディダ・ヘーファー(Candida Fofer) による写真集、Libraries です。またウンベルト・エコ(Umberto Eco)によるエッセイともあいまって、まさに知の総合体としての図書館信仰のための本です。

中の詳細な写真を紹介できないのは、本当に残念ですが、世界各国の図書館の内部、棚の様子、内装などがさまざまな角度から撮影され、しかもそのひとつひとつが、きわめて美しくフォトジェニックなのです。

ニューヨークのホイットニー美術館やモーガンライブラリー、ローマのヴィラメディチ、ハンブルク大学図書館など、一種荘厳とも思える、知の総本山のような各国の図書館が見事に切りとられています。

この本をみていたら、古代アレキサンドリア図書館を思い出しました。世界中の文献を収集することを目的として建設され、古代最大にして最高の図書館とも、最古の学術の殿堂ともいわれているもの。アルキメデスやエウクレイデスら、世界各地から優秀な学者や思想家、作家の 著作、学術書が70万冊以上も所蔵されていたともいわれています。

図書館とは、いわば知の集積。きっと多くの大学や、都市で、図書館はある種、畏敬の念をもって存在だったのでしょう。欧米に未だいきつづけているその文明への視座にちょっとうらやましい気持ちになりました。そしてまた、逆説的ですが、キンドルや新しいアップルのタブレットは、私たちを国家、歴史の障壁なく私たちに近づけているような気もして、だからこそ知を希求する者とそうでない者とはより異なる存在化していくのかもしれない・・そんな気持ちにとらわれたのでした。

※キンドルストアの電子書籍流通と図書館について投稿しました  http://wp.me/pMonj-bt

libararies


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