投稿者 undecuplet | 2010/02/16

キンドルDX(kindle DX)で、無料の電子書籍を読む(2)~石井裕:インタッチ( in touch )

dx2以前、キンドルDX (kindle DX)で、プロジェクト・グーテンベルグ(project Gutenberg)サイトからダウンロードする方法について記しましたが、今回はさらに無料の電子書籍を読むのに有効な2つの方法について記してみましょう。

ひとつは、先日紹介したプロジェクト・グーテンベルグの、今回はmobiサイトです。

http://freekindlebooks.org/MagicCatalog/MagicCatalog.mobi

MagicCatalogと名付けられた、このアドレスをキンドルもしくはキンドルDXで入力すると、ダウンロード画面になり、The Magic Catalog of Project Gutenberg E-Books(MOBI Edition)が、ダウンロードされます。(すぐに、メニュー画面上のひとつのコンテンツの扱いになります)

このコンテンツは、いわば、Project Gutenberg のMOBIデータでのリンク集合体。このコンテンツをひらき、その中から好きなものを選べば、自動的にダウンロードされ、通常のキンドルストア(kindle store)からの購入物と同じように、メニューに並びます。

もうひとつは、
FEEDBOOKSサイト、http://www.feedbooks.com/kindleguide です。

キンドルで、上記サイトをクリックすると、
Kindle Download Guide(yyyy-mm-dd) というコンテンツがダウンロードされます。

このコンテンツをひらくと、プロジェクト・グーテンベルグと同様、タイトルのメニュー一覧がでてきます(プロジェクト・グーテンベルグよりスタイリッシュで見やすいです)。
この中で、お好みのものを選びクリックすれば、そのコンテンツの紹介頁があらわれ、その中にあるダウンロードボタンをクリックすれば、完了。データがダウンロードされ、コンテンツ・メニューに追加されます。
このリストも、PD(パブリック・ドメイン)が中心ですので、プロジェクト・グーテンベルグと共通のものも多くありますが、一部にはここ特有のものもあります。著者の方針によりダウンロード可能となった最近の小説や、先日紹介したパウロ・コエーリョ(Paulo Coelho) のWarrior of the Light -vol1や Stories for Parents, Children and Grandchildren vol.1などもあったりします。

ところで、数日前に朝日新聞が英字版のキンドルでの配信をはじめました。トップページに写真が掲載したりとサービス精神があるのですが、英国のThe independent などと比べると記事量は3分の1から5分の1とややさびしい感じがあります。今年の4月から日経新聞の有料web版の開始がアナウンスされていますが、キンドル用も発売になるとうれしいのですが・・。仮に英語版であったとしても充実した内容で発行されれば、きっと契約率は高いだろうと思うのですが、いかがでしょうか。

ところで、本日の日経夕刊を読んでいたら、MITメディアラボ副所長の石井裕さんの記事がでていました。彼の作品で有名なものに(僕もとても気に入っているもののひとつですが)「インタッチ」というものがあります。このあたりについてインタビュー記事で触れていたのでちょっと引用してみましょう。

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現在主流の操作手法はグラフィカル(視覚的・図形的)なインターフェースです。これに対し、私(注:石井氏)が主張したのはタンジブル(触れられる)です。スクリーン上のピクセルをマウスでクリックして操作するのではなく、情報に直接触れたり体感したりできる操作手法です。
例えば、「インタッチ」という作品は、触覚を介して離れた人がコミュニケーションできる道具です。装置にある木製のローラーを指先でころころまわす。離れた場所にいる2人が電話をしながら、あたかも同じローラーを回しているかのように相手の力を感じながら動かせます。ローラーの動きで互いの身体性を確かめることができます。
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身体性とは無意識においてこそ有効に感じられるもの・・このあたりのところは石井さんの作品の真骨頂ですが、また、まさにメディアラボならではという感じかもしれません(石井さんの紹介記事のところにアラン・ケイに見いだされとありましたが、最近のメディアラボでも当時の空気が満ちあふれているのだろうか・・となつかしく感じました。20年ほど前ミンスキー教授やパパート教授をインタビューに訪れたことがあるのですが、当時は設立されたばかり。ネグロポンテ室長のもと、とても若々しい素敵な空間だったことを思い出します)

キンドルやキンドルDXのすぐれたところも、この無意識的な身体性、つまり無意識的な操作性がかなりの部分で実現できているところなのでしょう。何かを考えながら、あるいは自覚しながら操作するマシンでは、「読書という行為」に集中できず楽しくないでしょうから・・。このあたりのインターフェースと質感が、キンドルが登場してまだ第二世代というまもない段階なのに、ここまで実現しているところがなかなかすごいところです。

ここのところ、急速に「フリーミアム」ということばが流行していますが、人間の購買心理において、心理的障壁を「無意識」に近いレベルまで下げるという意味で共通項があるのかもしれません。この「無料」により障壁をとりはらう「無意識感」を、ただの「無意識感」だけでなく、「快感的無意識感」のレベルにまで高度化することができるかどうか・・そのあたりにどうも、重要な鍵があるような気がしています。

「タンジブル」と「無意識感」・・・まだまだ考えてみる価値がありそうです。話題はつきませんが、今日はこの辺で・・。

※キンドルストアの電子書籍流通と図書館について投稿しました http://wp.me/pMonj-bt

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