投稿者 undecuplet | 2010/03/04

ブラジル(Brasil)とトゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)への敬愛と賛歌:ブラジル・プロジェクト(the brasil project)

brasilproject1昼間はあたたかく、夜は冷える・・早春ならではの日々がつづいていますが、この季節・・なんとはなしに人恋しくなるもの。今日はそんなこころにうってつけの、ハーモニカの音色がこころにしみる、トゥーツ・シールマンスの「ブラジル・プロジェクト」 です。

ブラジル・プロジェクト(the Brasil Project)
トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)

こちらで試聴できます

1. Comecar de Novo
2. Obi
3. Felicia and Bianca
4. O Cantador
5. Joana Francesca
6. Coisa Feita
7. Preciso Aprender a So Ser
8. Fruta Boa
9. Coracao Vagabundo
10. Manha de Carnaval
11. Casa Forte
12. Moments
13. Bluesette

トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)は、1922年、ベルギーの首都ブリュッセル出身。ジャズ・ハーモニカ奏者。3歳の頃からアコーディオンの演奏をはじめ、その後趣味としてハーモニカの演奏も始めたとか。1940年代にギタリストとして音楽活動を開始したが、ハーモニカの方が評判となっっていたようです。1950年にベニー・グッドマンのヨーロッパ・コンサート・ツアーに参加。
1952年アメリカに移住。「チャーリー・パーカー・オールスターズ」「ジョージ・シアリング・クインテット」などへ参加。1962 年に名曲「ブルーゼット(Bluesette)」を作曲、発表。そしてトゥーツ独特なスタイルである「口笛とギターの1人ユニゾン」という演奏方法も使うようになりました。次第に様々なアーティストと一緒にコンサート・ツアーやレコーディングに行うようになり、ジョージ・シアリング以降も、エラ・フィッツジェラルド、クインシー・ジョーンズ、ビル・エヴァンス、ジャコ・パストリアス、ナタリー・コール、パット・メセニー、ポール・サイモン、ビリー・ジョエル など、ジャズだけではなく幅広く活動し、ポピュラー音楽やCM音楽、テレビ番組「セサミ・ストリート」でのハーモニカ・ソロなど多岐にわたるようになりました。

このアルバムは、1992年に発表。ブラジルの代表的ミュージシャン、ジョアン・ボスコ(Joao Bosco)、シコ・ブアルキ(Chico Buargue)、ジルベルト・ジル(Gilberto Gil)、イヴァン・リンス(Ivan Lins)、ミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)、カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)、ルイス・ボンファ(Luis bonfa)、オスカル・カストロ・ネーヴィス(Oscar Castro-Neves)、ジャヴァン(Djavan)、イリアーヌ・イリアス(Eliane Elias)、エデュ・ロボ(Edu Lobo)、など多くのアーティストが結集した、あまりに豪華なアルバムです。

すべての作品がまさにブラジル・プロジェクトの名にふさわしい傑作ぞろい。

1曲目は、イヴァン・リンス(Ivan Lins)のコメサール・ヂ・ノーヴォ(comecar de novo)。イヴァン・リンスのおさえたキーボードに、彼のハーモニカがさえわたります。そしてさらに、イヴァン・リンスの歌声がからみ、このアルバムのスタートを象徴するすばらしい出来映えです。
3曲目には、オスカル・カストロ・ネーヴィス(Oscar castro-neves)の「Felicia ande blanca」。彼自身のリズムギターに、リー・リトナー(Lee Ritenour)のリード・ギター、そしてマーク・アイシャム(Mark Isham)のトランペットが加わるという黄金の組み合わせ。
このあともつづくすべての曲がこの調子なので、とてもとても書ききれませんね。
最終曲は、彼の傑作ブルーゼット(Bluesette)。イヴァン・リンスからはじまり、1コーラスにつき参加アーティストひとりづつが、シールマンスへの賛歌のごとく登場し、しめくくります。感涙の1曲です。

このアルバムは、マイルス・ゴールドマンとオスカル・カストロ・ネーヴィスらのプロデュースによるもの。カストロ・ネーヴィスのプロデュース作品はすぐれたものが多いのですが、この1枚もまさにそれ。人選、楽曲選びなどすべてがシールマンスとブラジル音楽への敬意に満ちていて、音楽への愛情を深く感じるものになっています。

シールマンスは日本にもたびたび来日し、ハーモニカ・ファンだけでなく、シールマンスと音楽が一体になった姿みたさに、多くのファンが多いとか。最近はちょっとごぶさたですが、ぜひまた元気な姿をみせてほしいものです。

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