投稿者 undecuplet | 2010/03/12

リシャール・ガリアーノ(Richard Galliano):フランス・シャトレ劇場ホワイエでのライブ(PARIS CONCERT LIVE at the Theatre du chatelet)

parisconcertきょうの1枚は、リシャール・ガリアーノ(Richard Galliano)さんのフランス・シャトレ劇場ホワイエでのライブ(PARIS CONCERT LIVE at the Theatre du chatelet)です。

劇場ステージともちょっと違い、お客様と彼との距離が妙に親近感がある・・そんな気持ちにさせる珠玉のソロ・ライブ・アルバムです。ビデオアーツ(videoarts)からの発売です。

リシャール・ガリアーノ(Richard Galliano)
パリ・コンサート(PARIS CONCERT LIVE at the Theatre du chatelet)

こちらで試聴できます

1.Chat Pitre /シャ・ピートル
2.Gnossienne 1 /グノシエンヌ第一番
3.Gnossienne 2 /グノシエンヌ第二番
4.Sertao /セルタオ
5.Sheng /シェング
6.Bagatelle /バガデル
7.La  Javanaise /ラ・ジャヴァネーズ
8.Caruso /カルーソ
9.New York Tango /ニューヨーク・タンゴ
10.Round Midnight /ラウンド・ミッドナイト
11.Oblivion /オブリヴィオン
12.Aria /アリア

リシャール・ガリアーノさんは、1950年フランス、カンヌ生まれのアコーディオン奏者。4才の時にアコーディオンを始め、その後ニースの音楽学校に進み、和声、対位法、トロンボーンを学びます。1973年クロード・ヌガロのオーケストラに加入し、アコーディオン兼作編曲者として活動。フランク・プールセル・ オーケストラの時には、トロンボーン奏者として来日も果たしているとかといわれています。
1980年代に入るとソロ活動を開始。1985年の初リーダー作品 「スプリーン」(Spleen)が大きな評価を収めました。 その後、アストル・ピアソラとの交流を経て、作曲活動により力を入れるように。1991年発表の「ニュー・ミュゼット」は欧州で大きな反響を呼び、フランス・ジャズ界最大の栄誉とされる ジャンゴ・ラインハルト賞の「ベスト・ミュージシャン・オブ・イヤー」(1992年)を受賞。また1997年発表の「ブロウ・アップ」(Blow-Up)は、欧州で10万枚という驚異的なアルバム・セールスを記録しました。アストル・ピアソラに唯一認められた蛇腹楽器奏者ともいわれています。

今回のアルバムは、サティから、ジャズ、ピアソラまで多岐にわたる、まさに、ガリアーノさんらしい1枚。

すべてがおすすめですが、たとえば6曲目の「バガテル」や7曲目の「ラ・ジャヴァネーズ」など、マイナーコードの多い楽曲の中にあっても、ちょっとフランス風味付けの色彩感豊かなおしゃれなサウンド空間にひき込まれます。また、もちろん十八番の「ニューヨーク・タンゴ」や「オブリヴィオン」も、いつものことですが聴き応え満点で、胸にぐっとくるものがあります。

アルバム1枚をあっというまに聴き終わってしまうのですが、聴き終わったころには、誰しもがきっとガリアーノさん独特のグルーブ感の虜になることでしょう。リズムの緩急、息をしているような蛇腹さばきなど、個人と楽器が一体となったその感覚が、まさにアコーディオン、ミュゼならではの魅力であり、決して誰にもマネできぬ唯一無二の音楽的情緒感がそこにはあるからです。
結局のところそれは、ガリアーノさんというアーティストそのものの魅力なのですが、音楽を通じて感じさせられるペーソスということばがぴったりのような、哀愁あふれる響きが、何か心地よいせつなさとして聴く者を包みくるむのです。春の夜におすすめの1枚です。

■最近のガリアーノ関連投稿
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Responses

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