投稿者 undecuplet | 2010/03/17

スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)とエラ(Ella Fitzgerald)のライブ~エラ・フィッツジェラルドの生誕90周年特別企画のトリビュート・アルバム:WE ALL LOVE ELLA

weallloveella

今日の東京は25度まであがったとか。突然の初夏の訪れに、こころまで明るくハッピーになった方も多かったかもしれません。今日の1枚は、2007年発売のエラ・フィッツジェラルドの生誕90周年特別企画のトリビュート・アルバムです。

WE ALL LOVE ELLA
Celebrating the first lady of song

01) ア・ティスケット、ア・タスケット / ナタリー・コール A Tisket a Tasket – Natalie Cole
02) バードランドの子守唄 / チャカ・カーン Lullaby Of Birdland – Chaka Khan
03) レディ・イズ・ア・トランプ / クイーン・ラティファ The Lady Is a Tramp – Queen Latifah
04) ドリーム・ア・リトル・ドリーム・オブ・ミー / ダイアナ・クラール with ハンク・ジョーンズ   Dream a Little Dream Of Me – Diana Krall
05) ミスター・パガニーニ / ナタリー・コール&チャカ・カーン (You’ll Have To Swing It) Mr. Paganini – Natalie Cole
06) オー・レディ・ビー・グッド / ダイアン・リーヴス   Oh Lady Be Good! – Dianne Reeves
07) リーチング・フォー・ザ・ムーン / リズ・ライト   Reaching For the Moon – Lizz Wright
08) ブルース・イン・ザ・ナイト / レデシー   Blues In the Night – Ledisi
09) ミス・オーティス・リグレッツ / リンダ・ロンシュタット   Miss Otis Regrets – Linda Ronstadt
10) サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー / グラディス・ナイト Someone To Watch Over Me – Gladys Knight
11) ドゥ・ナッシング・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー / エタ・ジェームス Do Nothin’ Till You Hear From Me – Etta James
12) エンジェル・アイズ / K.D. ラング   Angel Eyes – K.D. Lang
13) トゥー・クロース・フォー・コンフォート / マイケル・ブーブレ Too Close For Comfort – Michael Buble
14) サンシャイン / エラ・フィッツ・ジェラルド&スティーヴィー・ワンダー   You Are the Sunshine Of My Life – Stevie Wonder

13回のグラミー受賞をはじめ、20世紀最高のジャズシンガー、エラ・フィッツジェラルドのヒット・ナンバーを、ナタリー・コール、チャカ・カーン、グラディス・ナイト、ダイアン・リーヴス、リンダ・ロンシュタット、エタ・ジェイムス等、素晴らしいキャスティングによりカヴァーした珠玉のコンピレーション・アルバムです。

エラ・フィッツジェラルドは1917年ヴァージニア州に生まれ。14歳の時に、母の死により孤児となったエラは、17歳、ニューヨークのハーレムのアポロシアターで歌手デビュー。その夜のコンテストに勝利した彼女は、チック・ウェブズ・バンドのBardu Aliに見出され、バンドへの誘いを受け、翌1935年からエラはハーレムのサヴォイ・ボールルームでチック・ウェブズ・バンドをバックに歌手活動を開始します。ヴァン・アレクサンダーと共に作成した一曲 『ア・ティスケット・ア・タスケット』が17週間にわたりチャートトップを記録し、アルバムは100万枚のセールスをあげました。

今回のアルバムは、エラ・フィッツジェラルド生誕90周年を記念して、米国郵政省=USPS(ユナイテッド・ステイツ・ポスタル・サーヴィス)が発行する記念切手とタイアップして企画されたコンピレーション。

アルバム・プロデューサーは、フィル・ラモーン(Phil Ramone)。ラモーンも、グラミー賞にはこれまで33回ノミネートされており、14回受賞ですから、いかに素晴らしいプロデューサーであり、今回のアルバムが彼をしてはじめて成立したものであるかがわかるでしょう。これだけのアーティストを集めながら、全体として一体感のアルバムをつくりだすことに成功しているのは、まさにラモーンだからのなせる技なのです。

参考までに、ラモーンのグラミー受賞歴をみてみるとそのすごさがわかります。

•1965 年 – 最優秀録音賞(クラシック以外)(Best Engineered Recording, non classical) – 『ゲッツ/ジルベルト』(スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの共作アルバムで、合計4部門で受賞)
•1970 年 – 最優秀ミュージカル・アルバム(プロデューサー)(Best Musical Show Album for producing) – 『プロミセス、プロミセス』
•1976年 – 最優秀アルバム(プロデューサー)(Album of the Year for producing) – ポール・サイモン『時の流れに(Still Crazy After All These Years)』
•1979 年 – 最優秀レコード(プロデューサー)(Record of the Year for producing) – ビリー・ジョエル「素顔のままで(Just the Way You Are)」
•1980 年 – 最優秀アルバム(プロデューサー)(Album of the Year for producing) – ビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街 (52nd Street)』
•1981 年 – 最優秀プロデューサー(クラシック以外)(Producer of the Year (non classical) )
•1984 年 – 最優秀サウンドトラック・アルバム(Best Album Of Original Score Written For A Motion Picture Or A Television Special) – 「フラッシュダンス(Flashdance)」
•1995 年 – 最優秀ミュージカル・アルバム(プロデューサー)(Best Musical Show Album for producing) – 「パッション (Passion)」
•2002 年 – 最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム(プロデューサー)(Best Traditional Pop Vocal Album) – トニー・ベネット『ウィズ・マイ・フレンズ(Playin’ With My Friends: Bennett Sings The Blues)』producing “Playin’ With My Friends: Bennett Sings The Blues”
•2004 年 – それまでの音楽の録音技術への貢献に対して(contributions of outstanding technical significance to the recording field)
•2004 年 – 最優秀サラウンドアルバム(Best Surround Sound Album) – レイ・チャールズ『ジーニアス・ラヴ~永遠の愛(Genius Loves Company)』
•2004 年 – 最優秀アルバム(プロデューサー)(Album of the Year for producing) – レイ・チャールズ『ジーニアス・ラヴ~永遠の愛(Genius Loves Company)』
•2005 年 – 最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム(プロデューサー)(Best Traditional Pop Vocal Album) – トニー・ベネット『アート・オブ・ロマンス(The Art of Romance)』
•2006 年 – 最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム(プロデューサー)(Best Traditional Pop Vocal Album) – トニー・ベネット『デュエッツ:アメリカン・クラシック(An American Classic)』

こんなすごいアルバムの中で、おすすめを語るのは、ちょっと気がひけますが、やはり、1曲を選ぶとすれば、エラ本人とスティーヴィー・ワンダーとが共演のライブ、「You Are the Sunshine Of My Life(サンシャイン)」をあげずにはいられません。互いのリスペクトぶりが素晴らしく、音楽への悦びにみちあふれています。

音楽によってこころがあらわれる・・・そんな素敵な気分にさえなる1枚です。おすすめです。

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