投稿者 undecuplet | 2010/03/25

キンドル・ストア(kindle store)で、日本語書籍の販売がはじまりました~想隆社

kindlestoreキンドルストア(kindlestore)で、日本語書籍の販売がはじまりました。いままでも、与謝野晶子の歌集とか本当に一部のものがあったのですが、今回、いわゆるパブリックドメイン系のものとはいえ、正面からみすえてとりくむ出版社が登場しました。

想隆社さんです。
想隆社は、理想に燃えた企業なのでしょう。Webをみると、その企業理念があつく語らえています。

企業理念

想隆社は、企業理念を具体化するものとして、次の6か条を定めます。

  • 楽しいことをしていれば結果はついてくる。
  • いいものを作っていれば、評価してくれる人が必ずいる。
  • 自分の創作物が、過去にも先にも世界のどこにも他にない、ただ一つであると信じることができる。
  • 時の風雪に耐えうるものをつくる。
  • 自分の限界を設定しない。

また、デジタルブックは、想隆社文庫として販売されているのですが、こんな感じで紹介されています。

特長

いままでたくさんの電子ブックを試された方も、試しに読んでみてください。想隆社文庫はデジタルコンテツでなく、本当に本を愛する人のために作られた電子書籍です。

1.紙の本を好きな人が違和感なく読める美しさ -今でにない組版の美しさを追求-

一般の文芸作品の場合、送りと呼ばれる行間や、書体(フォント)、1ページに対する紙面のスペースなどを考慮して設計されます。 これを版面(はんずら)などと呼び、紙の書籍では、最も重要視されることの1つです。
一方、これまでの電子ブックは、電子媒体にすることが主目的におかれたため、版面へのこだわりを作られた電子ブックはほとんどありませんでした一般の本の装丁や組版(書籍の活字をDTPや業務用機械を使って組むこと)でなく、ただ単に、文字をワープロソフトのように並べただけだったからです。そのため、本好きの人にとって、電子ブックは、画面で写し出した時に感じる違和感をぬぐい去ることのできませんでした。
想隆社文庫は、書籍の組版を行っているプロの組版屋さんに依頼し、版面を設計・組版を行っています。エンジニアがつくっているのでなく、本を愛し、携わっているプロの組版屋さんが作っています。
想隆社文庫の画面の美しさに、これが電子ブック化と驚かれるでしょう。

もちろん、パブリックドメインは、以前このブログでも紹介したように、青空文庫からPDF化して、PCからダウンロードすることによって読めますし、日本語ハックしたキンドルからでは、ダイレクトにPDF化できます。
でも、やはり、直接キンドル・ストアで販売するのは、キンドルをひとつのツールとしてとらえたとき、とても大きな一歩なのだろうという気がします。日本のどちらかといえば閉じたイメージのある電子書籍の世界において、ボイジャーや今回の想隆社のように、ちょっとずつでも風穴をあけていく方々がいることを知るとき、とてもうれしく、熱い気持ちになります。本を、出版を愛している気持ちが伝わってくるのです。「きっと楽しいことをしていれば結果はついてくる」・・何かちょっとした勇気をもらった気持ちになったのでした。

※キンドルストアの電子書籍流通と図書館について投稿しました http://wp.me/pMonj-bt


Responses

  1. はじめまして、プロジェクト・グーテンベルグについて調べていたらここのたどり着きました。
    知りたいことがたくさん書かれていて大変勉強になります。
    図書館関係とかIT関係のお仕事をしていらっしゃるのでしょうか。
    私は全くの素人ですが、電子書籍についても興味があります。
    個々の記事の内容の濃さに満足しています。

    • コメントありがとうございます。ただの図書館業界素人なのですが、とても興味があってときどきに、ブログのテーマにしています。その折にはぜひ、また読んでいただけたら幸いです。


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