投稿者 undecuplet | 2010/04/09

ふしぎな手触りのロックなビッグバンド「シカゴ:CHICAGO~NIGHT & DAY BIG BAND」

chicago4月もはや1週間がすぎました。フレッシュマンたちの姿もこころなしか、社会に染まってきたそんな頃合いでしょうか。今日は、楽しいビッグバンド・アルバム・・CHICAGOです。


シカゴ:CHICAGO
NIGHT & DAY BIG BAND

こちらで一部試聴できます

01 CHICAGO シカゴ
02 CARAVAN キャラヴァン
03 DREAM A LITTLE DREAM OF ME ドリーム・ア・リトル・ドリーム・オブ・ミー
04 GOODY GOODY グッディ・グッディ
05 MOONLIGHT SERENADE ムーンライト・セレナーデ
06 NIGHT & DAY ナイト・アンド・デイ
07 BLUES IN THE NIGHT ブルース・イン・ザ・ナイト
08 SING, SING, SING シング・シング・シング
09 SOPHISTICATED LADY ソフィスティケイテッド・レディ
10 IN THE MOOD イン・ザ・ムード
11 DON’T GET AROUND MUCH ANYMORE ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア
12 TAKE THE “A” TRAIN A列車で行こう

The Band
Bill Champlin – keyboards and vocals
Bruce Gaitsch – guitar
Tris Imboden – drums and percussion
Robert Lamm – keyboards and vocals
Lee Loughnane – trumpet
James Pankow – trombone
Walter Parazaider – saxophone and flutes
Jason Scheff – bass guitar and vocals
[edit] Additional personnel
Luis Conte – percussion
Jack Duncan – percussion
Sal Ferreras – percussion
Gipsy Kings – vocals
Jade – vocals on “Dream A Little Dream Of Me”
Joe Perry – guitar
Paul Shaffer – piano on “Dream A Little Dream of Me”

ブラスロックバンドとして長いキャリアを持つシカゴが、ジャズのスタンダード・ナンバーに挑戦した、ビッグ・バンド・ジャズアルバムです。プロデュースは、エアロスミス、ヴァンヘイレン、ボンジョビなどで知られるブルース・フェアバーン。
Chicagoのメンバーは彼らの音楽を”Rock’n’Roll with Horns”と言っていますが、ビッグバンドは彼らの大きなバックボーンになっていることは否定できないでしょう。昔デューク・エリントンに「君達(Chicago)は私の後継者なのだ」と言われたという逸話が正にうなづけるアレンジと演奏です。

CHICAGO・・これほど、人によってイメージの違うバンドも少ないでしょう。僕にとっては、「ぼくらに微笑みを(make me smile)」や「長い夜(25 or 6 to 4)」の硬派のイメージですが、多くの人にとっては、「サタデー・イン・ザ・パーク(Saturday in the park)」でしょうし、あるいはその後のラブ・バラードだったりするかもしれません。

で、今回ご案内するアルバムは、1995年発売の22枚目のアルバムです。実はこの作品は、そのどちらのイメージともちょっと違い、しかし、どちらもあてはまるようなふしぎなCHICAGOの傑作アルバムなのです。

直前の発表予定のアルバムがお蔵入りになり、レコード会社を移籍しての1枚目。オリジナル曲がなく、すべてがジャズ・スタンダードというCHICAGOとしてはまったく新しい試み。あくまで演奏家・アレンジャーとしてのCHICAGOなのですが、それゆえに、ある種のCHICAGOらしさが、見事に昇華している作品でもあるのです。

ホーンサウンドへの回帰とロックのドラムス、それにジャズ・スタンダードなのに、ジャズシンガー的歌唱ではないロックのヴォーカル調という異色のとりあわせが、かつてのCHICAGOのある種の匂いを見事に再現しているからです。

1曲目からして、いかにもCHICAGOという感じのブラスロックではじまる、名曲「CHICAGO」。ジャズ愛好家からみれば、きっとあまりに大味にさえ思える、このサウンドのつくりの感じがこのアルバムの楽しい?方向性を決めています。ホーン、ブラスの音色があるところが、ビッグバンドのような出来なのですが、ドラムスのたたき方はあくまでロック。そのうえ、もちろんヴォーカルの歌唱法もなつかしいCHICAGOスタイル。2曲目の「CARAVAN」もジャズの名曲ですが、こちらもヴォーカルの抑揚のなさがいかにもロック。4曲目の「GOODY GOODY」もノリノリ。5曲目の「ムーンライト・セレナーデ」も原曲の趣のままに、ロック歌謡とでもいうべき楽しい出来上がりです。途中の転調なんて、もう昔のCHICAGOの「長い夜」を彷彿とさせるブラス展開です。「NIGHT & DAY」は実にシンプルに、お洒落なアレンジに仕上がっています。
サービス精神も満点で、「SING, SING, SING」は、GIPSY KINGSとのジョイント。「SOPHISCATED LADY」もロック、ラブ・バラードの香りあふれるできあがりになっています。

スタジオ収録風ですが、YOUTUBEの映像で、その印象を十分楽しめます。

それにしても、全曲楽しいできあがり。おすすめです。

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