投稿者 undecuplet | 2010/06/21

祝・ゲイリー・バートン来日、最終2夜:ヤマハホール、杉並公会堂の夕べ

ゲイリー・バートン、小曽根真さんの先日のグリーンホールのライヴがとても感動的だったので、銀座ヤマハホール、杉並公会堂と足を運んでしまいました。

ヤマハホールは、今年新装開店、たっぷりと容積をとった高さのあるホール。噂のヤマハピアノのCFXのプロトタイプもあり、小曽根さんが思う存分奏でていたのが印象的です。このCFX系のピアノ、低音の芯がしっかりしており、また高音も、いわゆるヤマハ的なしっかりしたピアノらしい音を奏でていて、確かに、弾きやすいものなのでしょう。一方、ゲイリー・バートンさんはいつもながら、クールに情熱的に演じます。このヤマハホールでは、残響性能がよいせいか、よりヴィブラフォンの響きが透き通った余韻を残し、まるで、とてもよいタンノイの前で聴いているような感じ、より室内楽的な響きを楽しむことができた夕べでした。オーナーのヤマハ社長臨席ほか、関係者も多数こられ、また銀座ならではのお客さまに満ちていて、333席が凝縮されたような濃密な会でした。

さて、千秋楽となった、杉並公会堂。地方自治体の公会堂というには、あまりに音質がよく、中規模な演奏会用コンサートホールとしてその定評が知られているところ。ここでの演奏会は、全体としてとてもウエルトーンにまとまったここちよいバランスの音色が楽しめました。小曽根さんは、YAMAHAピアノをこちらも楽しそうに、楽に弾いている空気が漂っていましたし、ヴィブラフォンも、上手に天井に残響が抜けて、聞きやすい音色が響いていました。この日は、井上道義さんや、関係者の方も多くこられていたようで、最後は、トロンボーンの中川さんもアンコールにも加わり、楽しく幕を閉じました。

それにしても、このライヴ、どの会も完成度のとても高いもの。ふたりの関係が既に長いこともあるのでしょうが、公演2日目の相模大野と、最終日の杉並公会堂でも、はじけた感じと濃密な感じという違いはあるものの、どちらも素晴らしい完成度。特にゲイリーさんの出番の多い、ガーシュインのピアノコンチェルトやケイトーズ・リベンジなど、本当に彼ならではの激しくも優雅なばちさばきに、聞き惚れてしまう毎回でした。次回のツアーは、いつになるのかな・・いまから待ち遠しく思う・・そんな今の心境です。

[ゲイリー・バートンさんに関する関連投稿]

天賦の才、ゲイリー・バートン(Gary Burton)と小曽根真(Makoto Ozone)の至極のデュオ、来日ライヴ。
http://wp.me/pMonj-ha

まさに、ピアソラのグルーブ感そのままに・・・ゲイリー・バートンのピアソラ・アルバム[GARY BURTON LIBERTANGO ~ The music of Astor Piazzolla](2000)
https://undecuplet.wordpress.com/2010/05/31/1019/

スタン・ゲッツの泣き節が炸裂~アーサー・フィードラー指揮ボストン・ポップスとの競演:STAN GETZ & ARTHUR FIEDLER AT TANGLEWOOD BOSTON POPS
https://undecuplet.wordpress.com/2010/05/03/bostonpops/

チック・コリアとゲイリー・バートン~オーケストラとの見事な共演:THE NEW CRYSTAL SILENCE /CHICK COREA & GARY BURTON
https://undecuplet.wordpress.com/2010/04/08/new-crystal-silence/

VIRTUOSI:ゲイリー・バートン&小曽根真/Gary Burton & Makoto Ozone
http://bit.ly/c1pDwg

ゲイリー・バートン(GARY BURTON) &小曽根真(MAKOTO OZONE)
http://bit.ly/a1OsQD


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