投稿者 undecuplet | 2010/06/27

島の時間:山下恒夫

沖縄は梅雨が明けたときいていたが、やはり暑い。

何にしてもこの何の濁りもない大気を通じて陽がダイレクトに射してくるという感覚がこの土地の魅力なのだが、それにしても実際にそれを真に受けると本当に暑い。茹だりそうだ。

今回も仕事の滞在だが、那覇で、ちょっと時間ができると、いくところのコースは決まっていて、そのひとつが、昨年オープンしたジュンク堂書店。D-nahaというかつてダイエーがあったビルを改装してはいっているのだが、ここが楽しい。侮るなかれジュンク堂新宿店を思わせる品揃え。3つのフロアに本当に多くの書籍があり、そこにたたずむだけで幸福を思う。

2Fフロアのエスカレーターの脇に、沖縄関連の書籍のコーナーがある。時々訪れるたびに、ちょっとずつ関連書籍が増えているのが、沖縄出版事情のすごいところだろう。さて、そこの写真集のコーナーでいままで見逃していたのか・・素敵な本をみつけた。

山下恒夫著「島の時間」である。スクエアなフレームに切り取られた、西表ほかのより南の島々の風景。表題にあるように、そこで流れる独特の時間がまさに感じられる。西表や石垣を歩いていると、そこにたたずむこどもたちの姿がとてもまぶしく、ういういしく、本当に遭遇しただけでうれしくなってしまうのだが、この表紙の写真もまさに、そんな風景。

写真集と同様のカットがずいぶんと彼のウエブサイトの「島の時間」で見られるので、ぜひご覧いただきたいが、この土地だけに流れている、私たち自身の原風景のような時間が、みごとに写し取られている。

僕自身、この土地を好きで、よく通うのも、いまもってこの時間がここだけに流れていることに触れ、自分自身を何か元の形にもどしたいからかもしれない・・・そんなことを改めて思い出させてくれる。

ああ、すぐそこまできているのに(といっても数百キロも先だが)・・今回は行けない。また西表をたずねてみたくなった。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中

カテゴリー

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。