投稿者 undecuplet | 2010/08/06

聖地、厚木に集まった濃いい人々~山下達郎2010ライヴツアー初日

今日は山下達郎。
ツアー初日。
お約束のように開演は18時半と早い。地方興行のときはもっと早いときがあるらしい、ときく。とにもかくにもたっぷりやるためには、早くはじめなければならない、というのが彼の理屈。

今年57歳になる達郎だが、今から10年ほどまえ、ツアーをするときに、もうこれが年齢的に最後になるかもしれない、と本人が考えた時があったという・・・特に青森や北見に訪ねたとき、もうここにくるのも最後・・と思ったら、いてもたっていられなくなり、1曲でも多くこの地の人に聴いておいてもらいたい、と考え、長時間ライヴになったとか。

それ以来伝統のごとく3時間を切ったためしがない。休憩なし。なのでトイレ自由。「いつでも好きなときに行ってください」の前口上がつくときもある。

厚木はいつから聖地になったのだろう。ここ数回ツアーの初日は厚木文化会館である。本厚木駅から10分強歩く国道129沿いのいわゆる地方会館。ここに今回もところせましとセットが組まれ、定刻にはぎっしりの顧客が集まった。

何せ来た人たちのほとんどはリピーター。濃い。開演を伝える一ベルが鳴るとそれだけで拍手。開場がやや暗くなりはじめるとそれだけで拍手。本人が登場する前に、もう異様にもりあがっている。

ライヴ内容といえば、彼の往年のヒット作品のオンパレード。泣ける曲の多いこと。57歳にして、これだけの曲をよく歌いつづけられる・・という声の張り、そして、もちろん、プロンプターも見当たらず、譜面をみることも一切ない。相変わらずエレキには、音質のためワイアレスを用いず、今回は彼自身によるエレピ演奏の披露もあった。

暗黙のうちのお約束ごとが多いので、はじめての方にはとまどうことも多いかもしれないけれど、途中ファンの多くがクラッカー持参の1曲はもちろん披露されたし、「アトムの子」まではスタンディングをしない・・という伝統もほとんど守られた(ひとり立ち始めるとみんな釣られて立つのが多くのコンサートだが、彼の場合は、立った人に多くの観客の視線が訴えかけ座らざるをえなくなる)。

ヴォーカル&ギター;山下達郎
ドラムス:小笠原拓海
ベース:伊藤広規
キーボード:難波弘之
キーボード:柴田俊文
ギター:佐橋佳幸
サックス:土岐英史
コーラス:国分友里恵
コーラス:佐々木久美
コーラス:三谷泰弘

なんて贅沢な布陣なのだろうと思う。バンドメンバーがここのところ固定になって快進撃がつづいている。昨年から参加しているドラムスの小笠原さんはとてつもなくいい。とっても若いのに、完全にチームを引っ張っている。グルーブ感といい、達郎組にはもはや欠かせぬひとり。難波さんもいつもの感じだし、ベースの伊藤さんもベテランの味わい。還暦を迎えられたという土岐さんのサックスもあいかわらず泣かせるし、三谷さんはスターダストレビューの三谷さんだし、コーラスに至るまで贅沢なことはお名前をみていただければわかるだろう。

それにしても何から何まで濃い3時間だった。これが毎日つづくというのは、きっと何か麻痺してしまうだろうと思うけれど、そうして生きている57歳というのもやはり凄い。ぜひ一度、体験をおすすめします。

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