投稿者 undecuplet | 2010/12/04

新世界 清水靖晃 × 渋谷慶一郎

今夜は新装された西麻布の「新世界」で、清水靖晃×渋谷慶一郎のライブ。なつかしい自由劇場の跡地で、見応えのあるパフォーマンスでした。

ここのところ僕自身、風邪をこじらせたようで、久々の点滴治療。ちょっと病み上がりの身体だったのですが、なんとも贅沢な時間を共有できて、ハッピーな時空間の祭典にくらくらな感じの体験でした。

渋谷さんのグルーブ感あふれるテクノな感じに、気持ちよく即興サキソフォンがクロスする・・まるであふれでる電子の雲の中に新しい粒子がとびこんであちらこちらで美しく発光しつづけているような、快感の充填された常に変化しつづける空間がそこに創造され、楽しめます。

そうかと思うと、渋谷さんのリリカルなピアノに、清水さんの見事にコントロールされたサキソフォンの旋律が、研ぎ澄まされた完成度高いハーモニーを組み立てていて、端正な静物画をみるような空間構成もこころを豊かにしてくれる・・。

ピアノとサキソフォンという実は音量の結構違う楽器2本で、しかも鳴らすのには難しそうな小屋なのだけれど、いつもの金森さんが素晴らしい音響手腕で、アップライトのピアノが見事にピアノらしく、清水さん特有のサキソフォンの微細な響き加減が、見事にPAされている。ただただ感嘆の境地。

2部構成だったのだが、あっというまの時間。ライブな「空間場」に、ライブだからこそのパフォーマンスを奏でる清水靖晃さんの姿が神々しくさえあり、そしてまた、最後の1曲、「スターダスト」も何とも圧巻・・最後の最後に奏でられたこのジャズ・スタンダードの、妙になつかしく、耽美な感覚が、20年、いや30年タイムトリップを誘う・・そんな気持ちにさえさせられた贅沢な時間だったのでした。


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