投稿者 undecuplet | 2011/11/28

新たなる黄金時代 ベルリンフィル サイモン・ラトル サントリーホール ラヴェル 道化師の朝の歌

ベルリンフィルをサントリーホールで聴く。指揮者の表情をほぼ正面から見える席。ベルリンフィルのゾワゾワっとくる弦の重奏感あふれる音の醍醐味はちょっと減じるが、ラトルがオーケストラを奏でる表情の一部始終をみられるというなかなか得難い体験だった。

最初は、ラヴェルの道化師の朝の歌。ピチカートがはじまった瞬間から、とぎすまされた調和感が漂う。それなりに演奏上の難易度の高かろうラヴェルの曲も当然のごとく、軽やかに調理するベルリンフィル。それでいてラヴェルの音楽のもつダイナミズムが楽しく優雅に奏でられる。

細川さんの書き下ろしの1曲は、和の静寂文化が見事に楽しめる。またブルックナーももちろんいい。ベルリンフィルと日本人とは相性がよいのではないかと思えるほどに、とにもかくにも彼らのもつ構造感は心地よい。ベルリンフィルは常にベルリンフィルであることを確認できた一夜であり、またサイモン・ラトルとともに何度目かの黄金時代を迎えたことを確信できた夜でもあった。

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