投稿者 undecuplet | 2012/05/04

ラヴェルの音楽に魅了されたオズボーンの新たなるラヴェル

「このレコーディングは、愛のなせる業であった。私は10代の頃からずっとラヴェルの音楽に取り憑かれ、無垢、陰鬱、情熱、遊び心、そしてある種の脅威を思わせるような感じが混然と溶け合った音楽に夢中になってきた。彼は、私が徹底的に探求した最初の作曲家であり、知らない曲があったら聴いてみたいと、私は熱望したのだった。そして彼のピアノ作品は、私の演奏家としてのキャリアの中で、常に私のそばにあったのである。この関係は、私が彼の作品と格闘してきた結果生まれたものである。」~ スティーヴン・オズボーン(ブックレットより/日本語訳:SOREL)

 

あのアムランのいるハイペリオンからのラヴェルといったら聴くしかない・・・そんな気持ちでCDをかけてみると、予想を裏切らぬ素晴らしい出来でした。ヒューイットの名演という存在があり、さらにレパートリーの重複は非常に珍しいハイペリオンが、オズボーンのラヴェルへ寄せた言葉は、「我々としては、彼にノーという理由は、なにひとつありませんでした。」という最上級のもの。これこそが、すでにイギリスを中心 とした海外では、アムラン、ヒューイットとも並び称されるオズボーンの人気と評価の証拠といえるでしょう。硬質な響きと、知的で独創的な解釈。全く新しいラヴェルの世界をスコットランドの風雲児オズボーンが創り上げます。

RAVEL: THE COMPLETE SOLO PIANO MUSIC
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)

・夜のガスパール
・ソナチネ
・鏡
・ラ・ヴァルス
・クープランの墓
・メヌエット嬰ハ短調
・古風なメヌエット
・グロテスクなセレナード
・水の戯れ
・前奏曲
・ハイドンの名によるメヌエット
・ボロディン風に
・シャブリエ風に
・亡き王女のためのパヴァーヌ ・高貴で感傷的なワルツ

録音時期:2010年7月12-14日、9月12-14日
録音場所:ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
録音方式:デジタル(セッション)

「夜のガスパール」の「オンディーヌ」、「鏡」は本当に素晴らしい。全体として心地よい硬質な音色。素晴らしい録音。ピアノがピアノフォルテであることを改めて思い知らせるいい感じのダイナミックレンジとピアノらしい音色が、ラヴェルの質感とあってとても素晴らしいCDとなっていました。

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