投稿者 undecuplet | 2019/03/15

別役実さんの時代を超えた傑作:『あーぶくたった、にいたった』

別役実さんの時代を超えた傑作:『あーぶくたった、にいたった』
新国立劇場ではじまった
こつこつプロジェクトの第一弾
リーディング公演の『あーぶくたった、にいたった』を観た
朗読劇『あーぶくたった、にいたった』作別役 実 演出:西沢 栄治
出演:龍昇 中原三千代 佐野陽一 浅野令子
素晴らしいとしかいいようのない
濃密な空間がそこに登場した

こつこつプロジェクトとは芸術監督の小川さんがはじめたプロジェクト

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作り手が、試し、作り、壊し、また作る場。
長期的に作品を育てるプロジェクトが始まる。

「作り手が、通常の一か月の稽古ではできないことを試し、
作り、壊して、また作る場にしたい。」という芸術監督の意を受け、
一年間を通して作品を育てていくプロジェクトです。

今シーズンでは、最初の一歩としてリーディング公演を披露し、
その後定期的な発表を経て、作り手と芸術監督、新国立劇場とが議論と
コミュニケーションを重ね、作品を練り上げ、最終的には通常の演目として数年後の本公演を”こつこつ”長期的に目指します。時間に追われない稽古のなかで、作り手の全員が問題意識を共有し、作品への理解を深め、舞台芸術の奥深い豊かさを一人でも多くの観客の方々に伝えられる公演となることを目標とします。
この度はこの主旨に賛同いただけた、
新進気鋭の三人の演出家がこの壮大なプロジェクトに参加いたします。
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あらすじ(プログラムに書かれたもの)
ある婚礼で幕が上がる。新郎新婦は、
まだ生まれぬ子供との将来を想像している
会話の中で彼らのこどもはどんどん成人し、
仰天な顛末を迎えてしまう。
楽しい新婚時代から、子どもも生まれ落ち着いた結婚生活、
そして老夫婦へ。
あちこちをぐるぐるしながら
たどりついた果てに、
二人の上にチラチラと雪が舞いはじめる・・・・
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このあらすじでもたぶんまったく想像がつかないだろうと思う

とにかく出演者は台本をもって登場し
ほとんどリーディングをするだけ
だけれど、観る者の頭の中に
現実の芝居以上の演劇空間が生まれ
深い感動があるのだ

特に最年少の「女1」を演じる浅野令子さんが素晴らしい
プログラムによれば新国立劇場研修所第一期生とのこと
この劇場が育てた役者がこのように羽ばたくとは
おそれいる
というか、新国立劇場の存在意義がさらに重要になることの
証左でもあるのだろう

何か物語の素晴らしさ、演技のすばらしさを
僕の手で上手に伝えられないのはもどかしいが、
機会があればぜひみてほしい
チケットはわずか2000円
濃密な別役体験がそこにはあった

 

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